Q.顎間固定って何?
2017/04/09
顎間固定とは?
手術後の噛み合わせの位置がずれない様に、上下の歯を手術中または翌日にワイヤーか牽引のゴムで固定することです。ゴムかけと言われることもあります。
手術直後は骨の繋ぎ目が不安定なため、筋肉が後戻りしようとする力に耐えきれず、元あった位置に戻ろうとする力が働きます。これがなかなか恐ろしいのです。骨が繋がる手術後2か月くらいはしっかりやる必要があります。
こんな状態です。
なんかの映画に出てきそうな感じですが。。。
これを付けている時は、上下に口が開きません。ゆえに思うように話せませんので、筆談が必要な場合もあります。
仕事をされる場合は結構支障が出るケースがありますね。
術後直後は24時間つけている必要がありますが、しゃべる仕事をされている方だと結構厳しいです。やむを得ず、昼だけ外して、夜はつけるとか、可能な限り、装着時間を長くするしかないかもしれませんね。
このあたりも外科矯正を併用して受け口を治す場合、ちょっとした障壁になります。
ただ、期間は限られてますので、少しの間だけと割り切って頑張りましょう。ここを超えるとどんどん楽になってきますし、過去の生活とは全く違う世界が広がりますよ。